こんにちは、当サイト管理人のオサムです。
今回は、ワーホリにこれから行こうと考えている方向けに、
思い通りのワーホリ生活が送れず途中で帰国した僕の体験談を見ていただきたいと思います。
「別にネガティブな情報はいらない」という方は画面を閉じていただいても構いません。
経験者の失敗を知り、自分のワーホリを成功させたい方はお読みください。
失敗した経験があるからこそ、おすすめできるものもあったりします。
僕を反面教師にして、満足できるワーホリ生活にお役立ちできれば嬉しいです。
- ワーホリで失敗しやすいこと
- ワーホリの良い面
- ワーホリ中におすすめすること
ワーホリを甘く捉えていたため、思い通りの生活が送れず途中帰国する。
僕の失敗を反面教師にして、満足できるワーホリ生活を送ってほしいという思いで書いています。
目次
僕のワーホリ失敗談を時系列順に紹介
振り返ると、僕の失敗は出発前から始まっています。
ワーホリには以前から行ってみたいという思いがあったので、とりあえず行くことを決めました。
この「とりあえず目的もないのに行く」ことが失敗の最大要因です。
一応、「英語力を伸ばす!」という目標はありましたが、生活していれば自然と伸びるだろうという甘い認識でした。
その結果、現地に着いてからは失敗の連続になったのです。
失敗談1.ファームの仕事が嫌になり1ヶ月で辞める
オーストラリアに着いてすぐ、ファーム(農家)の仕事をしに「バンダバーグ」という田舎町へ行きました。
行った理由は、ファームで3ヶ月働くと通常1年しか滞在できないワーホリビザが、もう1年延長されると知ったからです。
あとは、ワーホリ前に行っていたマルタ留学での友達がファームで働いていたので、安心して行けたというのも理由です。
ですが、行ってみると想像以上に日本人が多かったのと、仕事がつまらなすぎました。
想像以上に日本人が多かった
ファームに着いてびっくりしたのが、日本人の多さです。
多分、全体の1/3はいたかなと思います。
加えて、みんな同じ国の人と一緒に行動しているではありませんか。
これは留学とワーホリあるあるですね。
なので、外国人のグループには入りにくく、日本人のグループには入りやすいので、周りは日本人の友達で溢れていました。
このことが僕の唯一の目標である、「英語力を伸ばすこと」との葛藤を生んだきっかけです。
(とは言え、外国人グループと仲良くしている日本人の方もいたので完全なる言い訳です。)
ファームの仕事がつまらなすぎた
ファームの仕事が始まり、その仕事がつまらなすぎて落胆しました。
収穫後のさつま芋を、女性が箱詰め、男性がその箱を運ぶ。
勤務時間は10時間以上。
ざっくり言うとこんな感じです。
あまりにも単純作業すぎて退屈でした。
仕事中は基本的に私語厳禁なので、英語を話す機会もありません。
1日10時間以上も、ほぼ無言で単純作業の繰り返し。
オーストラリアに来てまで何しているんだろうと思いながら毎日を過ごしていました。
ファームの仕事を続けて1ヶ月、仕事もつまらなく英語も伸びそうにない環境に見切りをつけ、都市に出ることを決めました。
そうして、シドニーに生活の場を移したのです。
失敗談2.シドニーで希望の仕事に受からない
ファームからシドニーに移る前に、「シドニーでは外国人スタッフが多いカフェで働こう!」と決めました。
理由は、「英語を話す機会が増えそう」と「コーヒーが好き」だからです。
いざ、仕事を探してみると何個か求人があったので、全てに応募しました。
そのうち返事が返ってきたのは2つだけ。
一つは、断りのメールで内容は、英語に難がない現地人のみ採用しているとのこと。
もう一つは、トライアル(体験入店)に来ないか?という内容でした。
※トライアルでの動きを見て、採用を決めるのがオーストラリアでは普通です。
「もちろん行きます!」と返事をし、トライアルに行ったのですが、結果は不採用。
理由は分かりませんが、僕的にはカフェ未経験と英語力不足が原因かなと思います。
実際、オーストラリアをはじめ外国ではスキル重視です。
その分野で経験があるかどうかが重要視されます。
妥協して探したハウスキーピングの仕事も「経験歴3年以上求む。」とかだったので、思わず「そんな経験あるか!」とスマホ画面にツッコミを入れてしまいました。
ワーホリ中に友達になった、ベトナムで英語教師をしていた実績のある日本人の方でさえ、採用が貰えない状況でした。
友達作りのために語学学校に行く
希望のバイトが決まらず、なんとなく日々が過ぎていく生活が続く中、バイト探ししかしていないのはマズイと思い始めます。
それで友達作りのために2週間だけ語学学校に行くことを決めます。
それからシドニーの語学学校の情報を集め、直接話を聞きに行ったりして、行く学校が決まりました。
この時は、情報集めのためによく動いたなと思えます。
語学学校に行くと色んな国の人と仲良くなり、遊びに出かけたりして楽しい日々を送っていましたが、バイトもせずに遊んでたり、家賃を払っていると貯金が無くなってきます。
さすがにヤバいと思い、こだわりは捨てて今すぐにでも採用されるバイトを探しました。
そうして、採用されやすい日本人が経営するレストラン(通称ジャパレス)で働くことを決めたのです。
失敗談3.ジャパレスのバイトを始めるが、日本人環境に不満を持つ
貯金の底が見え始め、危機感から日本人経営の焼肉屋さんでバイトを始めます。
ポジションはホールをだったので、英語で接客していました。
なので、最初のうちは英語が伸びる感じがしましたが、慣れてきた途中からはフレーズの言い回しばかり。
全然英語力伸びないじゃん。バイトを始めてから2週間でこう感じました。
しかも、その店のスタッフは日本人しかいなかったので、会話は日本語が中心。
その頃の僕は、何をやっても上手くいかないし不満。という状態だったので、ジャパレスの環境が嫌になり2週間で辞めます。
こうして、何もかも上手くいくビジョンが見えなくなった僕は、日本に帰る事にしたのです。
結果、オーストラリアでの滞在期間は5ヶ月ほどでした。
ワーホリで良かったこともあった
ここまで失敗談ばかり紹介してきましたが、もちろん良いこともありました。
ワーホリで良かったことは、「友達がたくさんできた事」と「英語の基礎力が上がった事」です。
ワーホリで多くの友達ができた
ワーホリ中、英語力を伸ばしたいと必死だった僕は、色んな国の友達を作ることを心がけていました。
- 自分から話しかける
- イベントは必ず出席
- 友達作りに語学学校へ行く
これらを意識していたので、友達はたくさんできました。
友達と飲みに行ったり、ホームパーティーに呼んでもらえたりと楽しく過ごしつつ、英会話をする機会を増やせたのです。
ただ、ワーホリで来ている人はほぼ全員バイトをしています。
しかも、結構忙しそうに。
なので、仕事が生活のメインになりがちで、いつでも遊びに出掛けられた訳ではありません。
そんな時、バイトをしておらず暇な僕は、人生で初めて英文法を真剣に学び始めたのです。
英語の基礎力は上がった
シドニー生活のほとんどをバイトもせず過ごしていた僕は、英語の勉強だけは継続していました。
これだけでもやらないと、自己肯定感が出なかったので(笑)
毎日黙々と、おすすめされた文法書を進めていきます。
すると、それまで単語しか聞き取れておらず、ニュアンスで理解していたのが、文全体で聞こえるようになってきました。
つまり、相手が言っていることを正確に理解できるようになったのです。
加えて、自分の意見も正確に伝えられるようになりました。
その後、北海道のニセコというほぼ外国人しかいない町で働くのすが、この時に身に着けた基礎力のおかげで英語力がグングン伸びました。
あの時、せめてもの思いで勉強しておいて良かったなとつくづく感じます。
僕のワーホリが失敗になった原因まとめ【反面教師にしてください。】
ワーホリの目標が定まってなかった
ワーホリが失敗だったと感じる原因の1つは、目標が定まっておらず曖昧な目標を立てたからです。
曖昧な目標というのが「英語力を伸ばす」でした。
基礎力がない僕がワーホリの1年でペラペラになれるはずもないのに、外国人が流暢に話しているのに憧れて、高い所ばかり見ていた気がします。
この目標に捉われた僕は、日本人が多い環境を嫌がり、なかなかネイティブと絡めないワーホリ生活に不満を募らせていきました。
ですが、僕の友達は同じような環境でも、ワーホリ生活を楽しんでいるように見えます。
理由は、ワーホリに対する目標が違ったからです。
その人は初めての海外生活でしたので、何もかも新鮮で少しでも英語を話せる環境に満足していたみたいです。
目標は明確にしておこう
ワーキングホリデイは「働くこと」と「遊ぶこと」が1年間認められるビザです。
目的が「1年間遊ぶ」でもいいし、「バリスタとして働く」でも何でもいいんです。
何か明確な目標を持ってワーホリに行くことで、僕のような失敗をする可能性が低くなると思いますよ。
準備不足だし認識が甘かった
ワーホリに行くにあたり、情報収集はほぼしていませんでした。
というのも、行けば何とかなるだろう精神だったので。
たしかに、現地に行くとワーホリ中の人と会ったりして色んな情報が入り、カフェで働いてみたいとか目標ができました。
いざ、仕事を探すとなると英語力も実務経験もない僕を雇ってはくれませんでした。
日本では初心者でも、やる気があれば雇ってくれたりするけど、オーストラリアはまじで実力主義です。
ワーホリに来る前から、バリスタについて調べたりしている人でも受からなかったりします。
それなのに行けば何とかなると思っていたのは、認識が甘すぎます。
そもそも、外国で生活していくことが甘いはずありません。
事前に情報収集をしておこう
ですが実際、カフェで働きたい人でも妥協をすれば、働き口はあります。日本人経営のレストランとかならば。
重要なのは、日本人経営のレストランで働きたいのか否かです。
働きたくないのであれば、事前にしたいことの情報を集めをするべきなのです。
現在、コロナウイルスの影響でワーホリに行けなくてウズウズしている人も多いはず。
たぶん、ワーホリが解禁されたらすぐに行こうと思っているでしょう。
ですが、コロナ明けすぐに仕事があるとは限りません。
仕事がないことによって、お金がなく帰って来ることになったら、もったいないです。
要するに、コロナ後ほど慎重に情報を集めをしなければいけないということです。
そして僕の失敗から言えるのは、理想のワーホリを送るには、事前準備をしっかりとすることが大切ということです。
飛び込む勇気が無かった
結局、ワーホリでやり切った感がないと感じるのは、
飛び込む勇気が無かったからだと思います。
想像以上に厳しい現実に直面した時ほど、行動で乗り切るしかないのです。
当時は自分なりに行動しているつもりでしたが、全然足りていません。
だから、途中リタイアにしろやり切った感がないのです。
逃げることはダメじゃない
僕は、逃げることはダメな事ではないと思います。
むしろ、嫌な現状を続けている方が不利益だと思うからです。
ただ、やれることはやったのかは重要です。
自分ができることをしても状況が変わらなかったのなら、逃げるのはありです。
ワーホリ中、周りの人で僕のように理想と違うワーホリ生活に不満を持っている人は結構いました。
ですが、僕のように途中で帰ってくる人は少なかったです。
理由は、「人生1度切りのワーホリビザを無駄にしたくない」が多かったです。
たしかにそう思いますが、「今という戻ってこない時間を大切にする」という考え方もできます。
もうこの現状は、自分に利益を生まないと分かったら、逃げるのも辞めるのも勇気です。
ということで僕は、ワーホリビザの代償に得られた、「失敗という学び」を今後活かしていければいいのかなと思ったりしています。
最後に.これからワーホリに行く人におすすめすること
最後に、僕の失敗から得た知識を共有したいと思います。
ファームに行くなら後半!
ファームに行く理由がセカンドビザの取得ならば、最初の数か月は住みたい都市を満喫してからのファームがおすすめです。
最初の数ヶ月間、住みたい所で生活すれば2年目も残りたいかどうかが分かると思います。
2年目も住みたいという目標があれば、ファームの仕事がしんどくても頑張れるでしょう。
僕のように、オーストラリアの何も知らない状態でファームへ行くと、何のためにここにいるんだ?となりかねませんので(笑)
そういった観点から、ファームは後半に行くのがいいかと思います。
短期間でもいいから語学学校に最初行く
最初に住む町が決まったら、その街の語学学校に行くことをおすすめします。
理由は、語学学校では友達ができやすいため、その友達づてにコミュニティを広げることが可能だからです。
僕も、シドニーで語学学校へ2週間しか行ってませんが、学校の友達がホームパーティーやイベントに誘ってくれたおかげで、友達の輪が広がっていきました。
特に最初は、知らない土地で1人だと不安でしょう。
友達ができるだけで結構安心できるので、最初に語学学校へ行くことをおすすめします。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
僕のオーストラリアでのワーホリは、何となく行ったことにより失敗に終わりました。
目標がない状態で行くと途中で挫折する可能性が高いです。
なので、これからワーホリに行く人には「ワーホリでこれがしたい!」というのを決めてもらって、達成できるように行動してほしいです。
とは言え、あまり自分を追い込むのも良くはありません。
意識が高い人ほど、理想と現実のギャップに苦しんでいました。
「こんなもんか。」と、時には現実に妥協して受け入れる事もワーホリ生活では必要なんじゃないかと思います。
ワーホリの目標は人それぞれです。
自分に合ったワーホリ生活を見つけてみてください。
Do the best!!